読了(闇奉行 火焔の舟)喜安幸夫
★闇奉行 火焔の舟

人宿「相州屋」主あるじ・忠吾郎は、北町奉行の弟で、達磨ダルマを思わせる風貌
柳営(幕府)も、奉行も手出しできない黒幕に、相州屋の面々が闇奉行になり、仇討ち成敗するシリーズ第9弾
相州屋に出入りしている面々が面白い
柳営(幕府)側は、目付配下、隠れ徒目付の仁左
仁左は羅宇屋(キセルの吸い口の掃除、口(竹)変え)をしながら探索
北町奉行側は、奉行配下、染谷と玄八(隱密同心と岡っ引き)は、蕎麦屋をしながら探索
今回は、石垣の普請をめぐる私利私欲を暴く
掛川藩の石垣普請の費用・三万両を積んだ千石船が火災になり沈んだ
船で助かった者はなく、相州屋の元寄子・庄造もその船に乗っていた
しかし、火事には不審な点があり、また庄造は近く祝言を挙げる予定だった
チーム相州屋が探索するうちに、普請奉行と掛川藩が浮かぶ
以前、普請奉行の財津は、五つの藩を普請候補にあげ、掛川藩以外の藩から袖の下をもらっていた
その後、財津は、掛川藩の留守居役・志村にある策を持ちかける
掛川藩の石垣普請の費用・三万両を千石船で江戸に運ぶ際、船火事を仕組んだ
千両箱には石ころが積まれていた
掛川藩からは、財津に指南料が払われていた
裏工作をつかんだチーム相州屋は、普請奉行の財津と、掛川藩留守居役の志村を闇に葬る
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