読了(勉強の価値)森 博嗣
★勉強の価値

47歳まで国立大学に勤務・リタイヤ
バイトの作家を続けながら、広い土地で鉄道公園・模型・菜園などして、人付き合いは少ないと語る
子供のころは暗記ものは諦め、国語・社会はスレスレの成績
父の「数学だけできればなんとかなるから、あとは無理に勉強しなくて良い」「一番になるな、他人は気にするな、勝っても負けても大差ない」に救われた
国語の授業がつまらないと感じたが、国語が役に立たないと思ったことはない
勉強は楽しいものと押しつける行為は、楽しめない子供たちを不安にする
世間は「世の中に役に立つ」を啓蒙しすぎ
普通に生きる(法律を守る、争いをさけ好きなように生活等)も社会貢献
勉強(子供)も仕事も国民の義務、仕事は嫌なら辞めて次を探せるが、学校が嫌なら簡単に辞めることは難しい
成長著しい低年齢の時、他者と比較される教育(評価されたい)が行われているが実情
多くの人が勝つか負けるかという社会的な感覚が育つため、勝ちたい・負けたくないの人生感を持つ
他者比較で自分を確立したい人は敗者を蔑み、一人でいる人をかわいそうと指さし、仲間はずれになる人をいじめる
このタイプは自分の価値観が正しく、それ以外はまちがいという観念を持つ
競争をあおる仕組みは、マスコミ?(努力して勝ち取る感動=ドラマ、友情・絆・愛=商売に)だが
これからの社会は、個人主義の時代(大勢でやる仕事は機械化進む)
意見は違うけと、お互い尊重するが大切
日本は自分の意見を反対されると、人格を否定されるように感じるらしい
人から教えてもらうのは体験(学校等)で、分からないことはそのまま持ち続け、ある日、合点がいくはず
やがて、自分の頭から湧き出るものは創造的体験だと気付くだろう
楽しい勉強とは常に和気あいあいでなく、大半は一人で黙々と勉強に励むことと分かるのはある程度の学年からだ
だから低年齢の子供に、勉強の意義を教えるのは難しい
知りたいものを知るためには最低限の学力は必要だし、、
(面白かったところ)
模型仲間(老人)で、かくしゃくとした人ほど、死ぬ話をする
TVばかり見ている人は病気になることを恐れ病院にひんぱんに通って、死ぬのは怖いとおっしゃる
模型を作る老人は、次は何を作ろうか、新しいものを作り仲間を驚かせようと考える
楽しみを知っている人は、他者に興味なく、むやみに人を誘わない
自分と同じ趣味に勧誘しようとする人は、大勢の仲間がいないと楽しくならないと考えているのでは
一人で楽しめる人は、人を誘わないし、誰かに楽しさを理解してもらおうと考えない、本当の楽しさは個人的なものだから
●勉強したがらない人は、「あいつは偉そう、馬鹿だ」と動物的な感情しかない
勉強を妨げるものは、そんな感情による遮断だ
自分に役立つものを見逃している
●勉強は、そんな雑念や煩悩を理性で抑え、自分を見つめ直す
勉強するほど、自分の小ささを知り、謙虚になる=それだけでも価値がある
勉強は、生きる人間の価値を高める
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