読了(琉球建国記・尚円伝)矢野隆
★琉球建国記・尚円伝

前作「琉球建国記」は、15世紀、琉球、無頼漢の氷角は、役人(阿麻和利)と仲間になり、悪政をしく城主を倒す
彼らを恐れた琉球王・尚泰久は排除するために動き出すという物語
今回の「琉球建国記・尚円伝」は、琉球王・尚泰久の側近・金丸(のちの琉球王・尚円)の物語
当時の琉球は、法による統治ではなく、人の罪は人が裁くという国
小柄で武の才能には恵まれないが、明晰な頭脳を持ち、智で人をひれ伏せることを信条とする
前作から見れば悪役だが、、
金丸は、若い頃、水泥棒の疑いをかけられ襲ってきた村人達から逃げる から始まる
妻と弟と故郷・伊是名島を追われ、琉球本土で、下人(馬の糞係)から、琉球王に駆け上がる
襲われた村人達に復讐する暗い欲望を原動力に、権謀術でのし上がる
当初は、他者(王、役人、家族)を見下していた金丸が、悪役とはいえ、王として国を統べる者は?国と民の関係は?
深い闇(間者を使い)をまとい、権謀(間者以外は全てに真相を明かさない)で策を講じる
時間(タイミング・他者の推薦)を味方に辛抱強く、王への道を歩む
王になってから130年余り、琉球王は薩摩藩の侵攻を受け、明治維新後、琉球処分を持って終焉、その後も苦難の歴史が続くが、、
悪役とはいえ、その策略と金丸の心情が上手く書かれ、サクサク読めました
お読み頂きありがとうございます
素敵な一日をお過ごし下さい
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