読了(本心)平野啓一郎
★本心
2040年代の話
「自由死」を望んでいた母の真実を求めてVF(バーチャルフィギュア)を作成する僕・朔也
AIの発展、格差の拡大、安楽死等の深刻な問題を盛りこんでいます
他方、「死生観」「恋愛観」「自由と平等」「自己と他者」といった命題もあり、サクサク読めました
東京新聞に連載、映画化もされ、
途中、森鴎外の「高瀬舟」も引用
朔也は内省的、時にクールです
幸福の最中で、自由死を願った母の本心を探りながら、朔也はいろいろな人々と出会い、過去と今とこれからの自分と向き合います
●朔也は高校中退し、職業を転々とする中、リアル・アバターとして、働いている 依頼者の希望に応じて、旅をしたり、買い物したりする 依頼者はへッドセットをつけ、朔也の見ている画像を体験
●「もう十分」と言う母(70歳)
だが事故死してしまう
●母のバーチャル・フィギュアを作成する会社の野崎、母に学習させ、母に介護施設の看取りに役をさせ、手数料が朔也に振り込まれるようにする
●作家藤原、母の過去と朔也の出生の秘密を知る
●朔也が、リアル・アバターの仕事中に知り合ったコンビニの店員・ティリ
ミャンマー出身の両親を持つが、イジメ等から中学校を中退、日本語が不自由、朔也が困っているティリを助けた動画により、「投げ銭」が朔也に振り込まれる
●「投げ銭」で知り合った、イフィー、障害者だが、AI長者
●母の友人、三好彩花、朔也と同居後、イフィーに告白される
●朔也のアバタービジネスの同僚、野崎はドローンを使い、テロ計画、逮捕される
朔也は、三好が好きだったことを気づきながら、イフィーのところに向かわせる?
そして、日本語を再教育するNPO法人に働くため、勉強を始めるところで終わります
「最愛の人の他者性と向き合うあなたの人間としての誠実さを、僕は信じます」
「あなたが今もう十分と言って、自由死を願うとしたら、僕は全力で止めます あなたが現実を変えようと努力するなら、応援します」
お読み頂きありがとうごさいます
素敵な一日をお過ごしください
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