読了(落日)湊かなえ
★落日
天才を引きずり下ろすことで快感を得る人=天才クラッシャー
凡人のくせに自分は特別な存在だと勘違いしている人
※天才クラッシャーが引き起こす事件を通じて、主人公の二人で、交互に物語が進みます
※自己暗示かけたまま努力しているうちはいいが、それが認められなかったり、自分に才能がないと気づいた時、たまたま目についた天才に、お門違いな嫉妬心を募らせて、どうにかして引きずり下ろそうとする
主人公は二人
脚本家の甲斐真尋
映画監督の長谷部香
物語は香の幼少期の体験、真尋が香から話を聞き、故郷の殺人事件を調べる
それぞれの家庭の事情が綴られ、二人は事件の真相にせまる
香は「知りたい人」
真尋は「見たいものだけ、見たい、見せたい人」
二人のスタンスと共に、格闘・謎解き、人はなぜ創作と向き合うかを問う
真相が明かされて、再生する結末(前向き)
ストーリー・仕立てが上手く、あっという間に読了
その他
裁判の精神鑑定、複数の鑑定人がいても、力?の強い人の鑑定が通り、裁判が進むところも興味深い
また、昔は努力は日々の積み重ねだった しかし、時代と共に努力しなくても
、必要な時だけ頑張ればいいと
むしろ、そういう人が器用でスマートと賞賛されるようになったとも
人気なのがわかりました〜
お読み頂きありがとうごさいました

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