読了(善意の寺 観相同心早瀬菊之丞)早見優
★善意の寺
観相同心・早瀬菊之丞

観相学を上方で学んだ早瀬菊之丞は、南町奉行所の同心
高身長で肩幅も広く、ソップ型の相撲取り体型、身体に相応しい巨顔だ
眉が太くてギョロ目、鷲鼻に分厚い唇、歌舞伎役者が悪役を演じる顔、いたずら好きな得意顔だ
観相と骨相を見ながら、辻褄があわないと、とことん考える 武芸も達者
●第一話 供養の捕物
五年前、千両盗みに入った同じ出雲屋をもう一度狙うと蝮(マムシ)の権兵衛から、書状が南町奉行所に届く
菊之丞の亡き兄の宗太郎の取り扱った事件だったが、犯人の権兵衛はずっと行方不明だった
その後出雲屋が抜け荷を行っていたことが判明、抜け荷を隠す狂言だったことがわかった
亡き宗太郎の手下(岡っ引き)の働きもあり、菊之丞が観相しながら、真相解明
●第二話 善意の寺
南町奉行所の岡っ引、薬研の寅蔵は道端で加藤主水と名乗る浪人に一発十文で殴ってくれと迫られた
相模国三崎藩のお家騒動で国を追われ、困窮の末に殴られ屋に その後加藤は湯島・東観寺に身を寄せる
住職の妙斎が、同郷のよしみで三崎藩の浪人を救済していると評判だが
菊之丞は、住職の観相しながら、そのからくりをつかむ
藩札を買取る両替屋も現れ、藩札を大量に藩に流通させて物価上昇を招いていた
元藩主のご落胤が、のちに後を引く
●第三話 駆け込み女房
南町奉行所に直訴の「駆け込み」が、、
三年前、酒問屋・寿屋に後妻に入ったお勢(寿屋の女中奉公)が、主を殺めたと自首してきた
菊之丞が岡っ引きの寅蔵と寿屋を調べに行くと、主と手代・新吉(毒・石見銀山)が殺害されていた
菊之丞が観相しながら、事件を暴く
真相は、お勢が寿屋の主になるため、主を新吉に殺させ、お勢が新吉に毒を持ったのだ
●第四話 殺しの産婆
菊之丞の元に、長屋の大家・金蔵が訪れる
娘のお笛・産婆が、小吉(八歳)を殺し、遺書を残し自宅で自害(首吊り)したが、濡れ衣だと
菊之丞は観相しながら、探索
真相は第二話で登場したご落胤がからんでいた 長屋での密室は、軽業師の仕業と判明
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