読了(目の見えない人は世界をどう見ているのか)伊藤亜紗
★目の見えない人は世界をどう見ているのか

障害者が、健常者が使っているものを使わず、体の潜在的な可能性について書かれてます
ゾウにとっての一秒「あ」は
アリにとっての一秒「あーっ」
時計のような絶対的な時間はない
主観的な時間があるのみだ
作者は美学専門(芸術や感性的な認識について、哲学的に探究する学問)
見えない人の世界は、「情報」でなく、「その意味」に注目することが大切
見えないことは、脳の内部に新しい扉が開かれること
具体的には
●空間について
空間は、俯瞰でとらえている
ものを置く場所を決めていないと探せないので、部屋はきちんとしている
ファションは、キッチリか、だらしないか
これらは、性格や気質に影響
●感覚について
音で、部屋の様子を知る
点字識字率は約12%
今は電子化とインターネットがメイン
点字は、触るでなく、読む(脳の視覚皮質野で処理)
目だけでなく、視覚以外(耳、鼻、口)を使って見るを理解
だから健常者が、怪我や病気で何らかの器官を失うは、その人の体が進化ととらえ、別器官が役立つはずだ
リハビリや高齢者の体の変化にもそう言える
●運動について
視覚情報がないから、サーチ能力と平衡感覚が発達
だから靴底からくる振動を敏感に感じる
ブラインドサーフィンサッカー、タンデム(二人乗り自転車)、合気道等は、どのように体を使っているか、健常者が想像するが大切
●言葉について
ソーシャル・ビュー(ある作品がどんな作品かと解釈に至るまでのプロセスを経験・共有)
それが、新しい発見や気付きになる
見えている人が絵画の湖を野原に間違えた時、見えるは絶対的でないと感じる
だから見えない人の方が柔軟に見ている
作品は自分で作り出すというイメージだ
●ユーモアについて
不自由なことをユーモアたっぷりに読み替える
例として
1.パスタソースは中身を知るには開けてみるしかないが、これをネガティブに受け止めるではなく、くじ引きとして状況を楽しむ
2.回転寿司はロシアンルーレット
※障害者の発言で笑うに気を使うかもしれないが、障害者からみると健常者のツッコミを入れたくなるクセや習慣もある
健常者が障害者をサポートの関係に縛られる→だからユーモア大切
障害者の発言で笑うは、善意のバリアでほぐれる(もちろん配慮は必要)
障害者の笑い表現のツールは限られている、だから言葉で相手の心をつかむようにしている
🍀フロイトは、ユーモアの秘密は視点の移動にある
→現実はきびしいが、「世の中そんなものさ」と笑いとばす、自己を守る一つの防衛手段だ
🍎 🍊 🍌 🍇 🍉 🍑 🍓
お読み頂きありがとうございます😊
素敵な一日をお過ごし下さい(^^)
このブログへのコメントはmuragonユーザー限定です。