読了(いつも駅からだった)岩井圭也
★いつも駅からだった
「文学を社会に浸透させる」という試み
企画会社の休日ハック・移動ニーズを生みたい京王電鉄や書店・作者が「本」を通じて持続可能な取り組みに挑戦
小説と街歩きの掛け合わせ
街歩きには、謎解きの要素も入れ込み、冊子を無料で配付、SNS効果もあり受け入られた
●下北沢駅を舞台に
若いバンドマン達の友情をテーマにした物語
●高尾山口駅を舞台に
父親の影響でサッカーをはじめた息子が、実は写真に興味を持っていたと父親に告白
●調布駅を舞台に
若い頃女優だった祖母の映画に対する情熱に気づいた孫
●府中駅を舞台に
何でもできる姉だが、実は妹の絵の才能に嫉妬していた
妹は、姉の誕生祝に美術館でプレゼントを企画 姉妹関係に進展
●聖蹟桜ヶ丘駅を舞台に
どの駅にも謎解きに協力してくれる駅員がいたが、すでに三年前に亡くなっていた
駅員は、会いたい人、5人までならOKと神様(ここでは京王電鉄のマスコット・けい太くん)に願いを叶えてもらう
5人目の最後は妻
妻と思い出を語り合い、ふたりは別れる 前の4人は、駅員が入院していた病院で知り合いになっていた
作者は、小説の楽しみ方を拡張したい、新しい小説の提供方法を生みだし、「本」の形を多様にしたいと
お読み頂きありがとうございます
素敵な一日をお過ごしください

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