読了(父)辻仁成
★父 辻仁成 2017年
著者自身の経験もおおいに想像されますが、、
フランスで父一人子一人で育った息子(ぼく)が、生きるとは、家族とはを綴った物語
フランスは移民の国、人種のこと、経済的文化的なこと、テロの危険に触れながらも、この土地がぼくの未来と確信する
ぼくの恋人(フランス人と中国人の両親)は、死なない虫(water bear)の研究者
この虫は、環境が過酷になると、代謝を自ら止めて、乾眠と呼ばれる状態に入る とのこと
物語は、この状態を、父や自分の生きてきたことと、重ね合わせていきます
ぼくや登場人物の動静、パリの暮しも具体的できめ細かく優しく書かれています
若い人に人気があるのがわかりました 装画装丁も目を引きます
今の家族、未来の家族とは、現実にとまどい、悩みながらも生きていくと、、
ぼくが決意したところは、誰にでも共感できるのでは と感じました
(概 略)
ぼくは、日本人の両親のもと、フランスで生まれた
ママとは幼い頃、死に別れ、小説家であり、書道家でもあるパパは、料理を作り、家事をして育ててくれた
やがてぼくは実家を離れて一人暮らしをするようになり、今はパリの語学学校で教師をしている
70歳を超えたパパは時おり健忘症の徴候を示すようになっていた
ぼくの恋人、ぼくと彼女の始まりは、普通の恋人たちのそれとは違っていた
そこには、ぼくのパパの物語が深く関わっていた
★朝食
ツナ玉ねぎ卵焼き丼 小松菜椎茸味噌汁 サラダ プルーンヨーグルト ヤクルト
お読み頂きありがとうございます
素敵な一日をお過ごしください(^^)
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